Rainy Days ~ Dear Nancyのジャケット写真

歌詞

忘れないよ

大槻 剛巳

君と僕 どっちがどれだけ 悪かったなんて

罪の はかり合いは したくない

ふたりは ただ偶然に 同じ駅から 汽車に乗って

お互いの 降りる駅を 知らなかっただけ

知ろうと しなかっただけ

寒い夜は 泣きながら 僕の胸で 震えていたね

時々 淋しい目をして 拗ねてた君

「雨降りが好きなの」と

くもりガラスを 見つめていた

忘れないよ 昨日までのこと

忘れないよ 二人で歩いた街も

二人吹かれた 風のにおいも

今でも すぐそばに やさしい 君がいるようで

君の声が 聞こえるようで

君と僕 どっちがどれだけ 傷ついたなんて

愛の はかり合いは もうよそう

ふたりは 愛し合っていた それは本当の ことだろう

今だって 僕には君が 大切なんだよ

待っているよ 君のこと

遠い海の 記憶なら 寄せて返す 波間に揺れる

孤独を 知ってるつもりで 涙 流して

「いつの日か離れる」と

辛い未来に 怯えていた

忘れないよ 昨日までのこと

忘れないよ どこかで落とした夢も

見失ってた 潮の香も

今でも 振り向けば 小さな 肩を震わせて

君がそこに 立ってるようで

忘れないよ 君のこと

忘れないよ 忘れないよ……

  • 作詞

    Nancy

  • 作曲

    大槻 剛巳

Rainy Days ~ Dear Nancyのジャケット写真

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作詞・作曲を始めたのは、中学校の後半でした。音楽の先生に、添削してもらったり、同級生の女子が綴った歌詞に曲をつけたりすることから始めました。

彼女の名前はMs. Nancy

当時から歌詞を先に作って、その後にメロディーを紡ぐというスタイルでした。高校は別々になったのですが、文通の様に歌詞のやり取りをしていました。そうやって、彼女と一緒に作った楽曲も30曲を超える程になっていました。

どなたかが作って下さった歌詞に曲を付けるのは、自分では想定していないような言葉の選び方や、並べ方と出会うことになって、そこから触発されるメロディーは、自分の歌詞からは生まれないような珠玉の楽曲になっていきます。

今回のアルバムは、その頃の懐かしい想い出を呼び戻すとともに、それらの楽曲に、新しい息吹きを伝えようということで、新たに、ほぼ全曲に補作詞を加えて、電子ピアノ基盤のDTMを用いながら、編曲・演奏・歌唱をしました。

そして、彼女に敬意を表して「Dear Nancy」としました。

そして、今回の歌詞カードでは、pupapo designさんにイラストを依頼し、水彩画のタッチを込めて、それぞれの楽曲から惹起されたステキな情景を描いて頂きました。深く感謝いたします。

アーティスト情報

  • 大槻 剛巳

    大槻 剛巳(おおつき たけみ)は、日本の医師、作詞家、作曲家、編曲家、キーボーディスト、俳優。京都府出身。新庄村国民健康保険診療所所長。川崎医科大学名誉教授。NPO映像作家支援機構理事。京都府福知山市生まれ。15歳の春から倉敷市在住。1972/1975年、NHK「あなたのメロディー出演。1974年、ヤマハポピュラーソングコンテスト全国大会出場。ボーカリストは庄野真代。1981年川崎医科大学卒業。その後、約16年間、血液内科医として診療・研究に従事。留学から帰国後、一般内科医としての診療と並行して、衛生学分野において環境保健と予防医学について実験的にアプローチする。一方、中学生の頃からオリジナル楽曲の制作にあたり、2014年以降、各種サブスクサービスを通じて楽曲がリリースされている。「凝視(みつ)めれば愛」は、自身が会長を務めた2014年日本衛生学会学術総会のサブテーマ。オリジナル楽曲(日本語ポップスです。)を基本は作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱でデジタルでリリース。「大槻剛巳」検索してお聴き下さい。

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