Rainy Days ~ Dear Nancyのジャケット写真

歌詞

つくりばなし

大槻 剛巳

そんなに冷たい 言葉を 聞かせないで おくれよ

昨日までは あんなにやさしく 微笑んで

二人 サヨウナラは 云わない はずだったのに

寒い肩を 温めながら 雨に濡れて 歩いたことさえ

君は 忘れて しまうだなんて

とても不思議な 出逢いだった あの日も今日と よく似た

紫陽花色の 雨が 雨が 降っていて

あれからいつも 二人は しあわせだったのに

君は 僕を 愛してくれて

いつまでも 終わりのないものと

君だって 君だって 君だって そうだっただろう

ひと時の 気まぐれに 過ぎないのか

すべて 嘘で 固めた つくりばなし

追いかけて行っても もう 遅すぎるんだね

小さくなって 消えて行く 君の うしろすがたは

今の僕には 辛すぎるよ 今の僕には 辛すぎるよ

ちっぽけな記憶 辿って 思い出して みようか

見つめ合った 視線の奥の 優しさを

いつも 頬を染めて くちづけ 交わしていても

愛してると 言葉にすれば 何もかもが 消え去ってしまう

そんな 怖さに 震えていたね

ちっちゃなベッドで いだき合って ぬくもりを 伝えあってた

涙に映る 虹が 虹が 輝いて

そのまま二人 一緒に 時間を重ねたね

僕は 君を 愛し続けて

どこまでも 寄り添ってくはずと

君だって 君だって 君だって そうだっただろう

正直に 生きてれば 今の愛も

明日に なれば 古びた つくりばなし

縋りついてみたって 君 想いのままだね

過去の自分 塗り替えて 今朝は もう別の人

そんな姿は 辛すぎるよ そんな姿は 辛すぎるよ

  • 作詞

    Nancy

  • 作曲

    大槻 剛巳

Rainy Days ~ Dear Nancyのジャケット写真

大槻 剛巳 の“つくりばなし”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

作詞・作曲を始めたのは、中学校の後半でした。音楽の先生に、添削してもらったり、同級生の女子が綴った歌詞に曲をつけたりすることから始めました。

彼女の名前はMs. Nancy

当時から歌詞を先に作って、その後にメロディーを紡ぐというスタイルでした。高校は別々になったのですが、文通の様に歌詞のやり取りをしていました。そうやって、彼女と一緒に作った楽曲も30曲を超える程になっていました。

どなたかが作って下さった歌詞に曲を付けるのは、自分では想定していないような言葉の選び方や、並べ方と出会うことになって、そこから触発されるメロディーは、自分の歌詞からは生まれないような珠玉の楽曲になっていきます。

今回のアルバムは、その頃の懐かしい想い出を呼び戻すとともに、それらの楽曲に、新しい息吹きを伝えようということで、新たに、ほぼ全曲に補作詞を加えて、電子ピアノ基盤のDTMを用いながら、編曲・演奏・歌唱をしました。

そして、彼女に敬意を表して「Dear Nancy」としました。

そして、今回の歌詞カードでは、pupapo designさんにイラストを依頼し、水彩画のタッチを込めて、それぞれの楽曲から惹起されたステキな情景を描いて頂きました。深く感謝いたします。

アーティスト情報

  • 大槻 剛巳

    大槻 剛巳(おおつき たけみ)は、日本の医師、作詞家、作曲家、編曲家、キーボーディスト、俳優。京都府出身。新庄村国民健康保険診療所所長。川崎医科大学名誉教授。NPO映像作家支援機構理事。京都府福知山市生まれ。15歳の春から倉敷市在住。1972/1975年、NHK「あなたのメロディー出演。1974年、ヤマハポピュラーソングコンテスト全国大会出場。ボーカリストは庄野真代。1981年川崎医科大学卒業。その後、約16年間、血液内科医として診療・研究に従事。留学から帰国後、一般内科医としての診療と並行して、衛生学分野において環境保健と予防医学について実験的にアプローチする。一方、中学生の頃からオリジナル楽曲の制作にあたり、2014年以降、各種サブスクサービスを通じて楽曲がリリースされている。「凝視(みつ)めれば愛」は、自身が会長を務めた2014年日本衛生学会学術総会のサブテーマ。オリジナル楽曲(日本語ポップスです。)を基本は作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱でデジタルでリリース。「大槻剛巳」検索してお聴き下さい。

    アーティストページへ


    大槻 剛巳の他のリリース

WOrks Rrcords

"