歌詞

色の無い花がある事を

僕はまだ知らない

色の無い景色がある事を

知ったのは 君がいなくなってから

誰が決めたかも

わからない色の名をつぶやき

知った風に「キレイだ」と言う

僕の景色と 君の景色が

同じ色だとは 限らないのに

込み上がる思いと 溢れ出す涙が

重なって この街の景色は

色を失ってく

書き足しても 塗り直しても

染み込んでたのは フジイロ

色の無い景色と思ってた

悲しみの色を消したかった

青く淡い その色は

治らない病 うつしてた

春のピンクは 真夏に青に変わり

紅の秋は 冬に白く戻った

二人の景色に 二人の思い出が

新たな色を塗れるように

さよならが 心とこの街の景色と

手を繋ぎ去ってった

あの日に戻ってもう一度

引き止めたい 抱きしめたい

君を待つ色 フジイロ

込み上がる思いと 溢れ出す涙が

君の目に重なって

景色は 色を取り戻してく

僕が塗って 君が消した

二人でなら 塗り直せると信じて

消えていったフジイロ