Lyric

昨日君が死んだ

海が見たいと微笑む

翌日の朝に波の中で

息絶えたようさ

やけに冷えた頬を

ゆっくり撫でてみるけど

すくい上げた灰に

思いを馳せてみるけど

語りかけても

青空を仰いでも

星を数えても

涙が出ないの

さらってくさらってく

時計の針が進む

さらってくさらってく

話はまだ終わってないのに

声が背をよぎったような

振り返って見た

続く足跡はひとつ

瞼の裏 遠い遠い後ろ姿

そこで何を見ているの？

そう尋ねたかったけど

陽が邪魔で消えた

笑って笑って

身を乗り出して手を振る

笑って笑って

戯けながら手を振った

これは嘘 全部嘘だけど

それがいいな

なあ 僕らきっとそうさ