Lyric

「あの日ふと君を見つけて

名前を呼んで声をかけてみたんだ

突然驚かせちゃってごめん

なんで自分なんだろう

みたいな顔をして

初めは戸惑っていたよね」

君とはすぐ打ち解けて笑い合った

戻る事はない大切なひと時

「好きな人がいるの」

ある日君に突然言われた

静かにその言葉を飲み込んだ

あんなに近いと思ってた君に

もう僕の言葉は

届かないんだろう（どうして）

あの日の時間はきっとモノクローム

素敵な思い出なら

セピアに変わるのに

「あの日君がいなくなってから

ほんの少しだけ考えてみたんだ

右も左も前も後ろもわからない

君がいない真っ白な世界線を」

涙が頬を伝って風に触れる

冷たい感触があの日を呼び起こす

すっかりあの日のあの場所で

こんな風に取り残されてしまった

憧憬はいつだって独りよがり

どこかで笑ってる君を思い出す

あの風が

ふたりを纏った記憶（さよなら）

僕はまだこの場所から動けないよ

君との思い出がそう

セピアに変わるまで

「どうしてあの日僕たちは

出逢ってしまったんだろう

偶然の産物なのか

運命のイタズラなのか

どうすることもできない

自分の無力さを

身をもって知ってしまったんだ

時間は巻き戻らない事は

わかってるけど

どうして君だったんだろう

神様、神様、

どうか答えをください」

教室の窓際で

揺れるカーテンが踊ってる

思わず僕は探してしまうんだ

こんなところに

君なんかいるはずないのに

あんなに近いと思ってた君に

もう僕の言葉は

届かないんだろう（どうして）

あの日の時間はきっとモノクローム

素敵な思い出なら

セピアに変わるのに

いつまでも変わらない

あの日の君のままで