歌詞

オレンジ色に染まる帰り道

今日の夕飯は何にしよう？

ぎこちなく交わす「おかえり」の言葉

少しずつだけど慣れてきたかな

フォークとナイフがぶつかる音

ピーナッツをねだる小さな声

君が笑うと なぜか僕も

つられて頬が緩んでしまうんだ

かりそめの食卓を囲んで

分け合うスープは温かい

言えない秘密 隠したままで

「おいしいね」って笑い合う

不揃いな僕らのハーモニー

きっと誰にも真似できない宝物

明日もまた 同じテーブルで

「おはよう」って言えますように

ソファの定位置と テレビのヒーロー

大きなあくびしてる 白い犬

窓辺に揺れてる 不格好な飾り

ありふれた週末が こんなに愛しい

一人じゃ見れない景色があること

知らなくていい涙の理由も

不意に触れた手のひらの熱に

ほどけてく心の鍵

かりそめの食卓を囲んで

分け合うスープは温かい

言えない秘密 隠したままで

「おいしいね」って笑い合う

不揃いな僕らのハーモニー

きっと誰にも真似できない宝物

明日もまた 同じテーブルで

「おはよう」って言えますように

もしも全てが 終わる日が来ても

この温もりだけは信じていたい

「ちち」「はは」と呼んでくれる声が

偽りの日々に本当の意味をくれるから

思い出のページが増えるたびに

少しだけ臆病になる

かりそめの食卓を囲んで

分け合う時間は宝物

言えない秘密 抱きしめたまま

ここが「おかえり」って言える場所

不揃いな僕らのハーモニー

世界で一番優しい嘘でいい

どうかずっと このテーブルで

笑い声が響きますように

おやすみなさい…