

靴箱前でさよなら
まだ上履の砂 落としたまま
ふざけ合った廊下も
今日はやけに白く見える
「またね」なんて
言えたら楽なのに
最後くらい
強がりたかった
卒業ベルが鳴り響いて
あなたの背中 人にまぎれてく
呼び止める勇気 持てないまま
春風だけが 顔をなでてった
好きでしたとは言えないけど
写真の中で 隣にいるから
ひとりきり帰る道でまだ
制服の袖 あなた探してる
部活終わりの帰り道
寄り道したコンビニの前
小さく分け合った肉まん
湯気まで 覚えてるよ
くだらない話ばかり
それが宝物で
予鈴みたいに
心が鳴っていた
体育館のステージの上
名前呼ばれて歩き出すとき
客席のあなたを
探してしまう
もう他人になるのかな
同じ校門 出た瞬間から
それでも心だけ
隣の席のまま
体育館のステージの上
名前呼ばれて歩き出すとき
- 作詞者
Kanon.
- 作曲者
Kanon.
- プロデューサー
Kanon.
- ボーカル
Kanon.

Kanon. の“卒業ベル”を
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- ⚫︎
卒業ベル
Kanon.
卒業の日は、何か特別な出来事が起こるわけではないのに、
胸の奥に静かな揺れを残していきます。
言えなかった言葉、
呼び止められなかった背中、
当たり前だった日常が、音もなく終わっていく瞬間。
本作は、「好きでした」と伝えられなかった想いを抱えたまま、
卒業を迎えたすべての人へ向けた楽曲です。
華やかな別れではなく、
心の中にそっと残り続ける感情を、卒業ベルの音に重ねています。
大きな感動を押し出すのではなく、
ひとりで帰る道の途中、ふと立ち止まってしまうような、
そんな静かな余韻を大切に制作しました。
アーティスト情報
Kanon.
かのんは、“音霊”を届けるアーティスト。 日本の美しい情景、そして祈りの言葉を重ねて、作品を紡いでいる。 癒しではなく【 魂に届く振動 】としての音楽。 それは静かで、優しくて、でも確かな衝動。 伝えたいのは「自分の命に目覚める感覚」。 誰かの中に眠る“ほんとうの声”に、 魂の奥深くに届く音で構成。 そっと寄り添うための音。 現実世界で言葉にならなかった感情を、 祈りの波紋として音に託し、今ここに響かせる。 音が祈りとなり、誰かの心に届いたその瞬間、 “音霊”は完成する。
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