

私を笑う冷蔵庫
おとしいれるオートバイ
皆一斉に手をあげ牙をむく
音は頭をつんざく
白音の角がささる
外の世界で私はなんの価値もない
皆足先そろえて歩いてく中
方向を示さないナビゲーション
花が落ちる 月時雨
骨ばったあなたの胸に顔をうずめる
はちみつのようなお陽さまのにおい
なにもしないでいよう
ふたりの心音
けだるく甘いしびれを私の腰に
ねえ信じたくないよあなたが人間だなんて
私とひとつになっていつまでもまどろんでいよう
溶けた月のようにやわい心も
ふたつ一緒に迷ってしまえ
外は怖いけれど雑音でしかない海の中
見透かす目をどこかに感じる
あなたの声
吐息と心臓の音
他には何も聞こえない
君は僕のためにと
外に出るんだいつものこと
そのスニーカーや翼をただ見つめる
夢は心を蝕む
にじむ視界に白い玉
中の世界で僕はただ君を待つ
僕が知ることすべてが君である中
言うことを聞かないシンコペーション
葉の哀哭 月時雨
やわらかいその唇にそっと触れる
はちみつのようなお陽さまのにおい
ずっとこうしていよう
ふたりの心音
さんざめく快感を僕の背筋に
ねえ信じていたいよ僕らは人間なんだと
周りとなにも違わないちゃんとした人間じゃないか
溶けた月のような心のやわさ
ふたつ一緒に食われてしまう
君は信じてたんだね
混沌でしかない海の中
こうするしか術はないんだと
君の声
吐息と心臓の音
他には何も聞こえない
さあ一人で登ろうあの冷たく錆びた鉄塔
かじかんだ手足が触れる見知らぬ材質
なぜ登っているの
君は下で言う
浮遊するロウソクの火が僕を超える
不安そうな君の気配
それでいい
何より美しいと僕は思う
君の周波数が正常になるように
風が叩きつける反り立った鉄塔の上で
僕は下を見下ろす
君の影はとても見えない
すべて間違いなこの周波数
君はこれから正しくなるんだ
錆びた扉を開け制御室へ向かう
触れてはいけないレバー
ただそこに存在していた
それを上げる直前僕は囁いた
20kHzの愛を君一人へと
爆音
轟音
フラッシュオーバー
そして音、音、音の波
聞こえる、世界が
世界が、聞こえる
- 作詞者
月星ソラ
- 作曲者
月星ソラ
- プロデューサー
月星ソラ
- ギター
月星ソラ
- アダプター
月星ソラ

月星ソラ の“孤独鉄塔 (feat. カゼヒキ & ゲキヤク)”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
誘惑 (feat. 重音テト)
月星ソラ
- 2
おかしたべよう (feat. 重音テト)
月星ソラ
- ⚫︎
孤独鉄塔 (feat. カゼヒキ & ゲキヤク)
月星ソラ
- 4
浅緋
月星ソラ
- 5
シャングリラ (feat. カゼヒキ)
月星ソラ
- 6
Aphonia (feat. カゼヒキ)
月星ソラ
- 7
systematic
月星ソラ
- 8
A drop of torrent
月星ソラ
- 9
しょうがないな
月星ソラ
- 10
woven
月星ソラ
- 11
Saint Gospel
月星ソラ
- 12
linorium
月星ソラ
- 13
The life you'll never see
月星ソラ



