

街頭の下で 伸びた影が割れて
ぼくの足音だけ 夜に吸い込まれていく
“平気だよ”の言葉は
胸ポケットで もう形をなくしてる
少し触れただけで
希望は 簡単にひび割れた
報われない痛みは 深い水みたいで
沈むほどに 鼓動だけが近くなる
誰かが名前を呼んでくれたなら
ここまで孤独じゃなかったのに
他人の光ばかり 青く瞬いて
ぼくだけ裏側の階段を歩いてる
積み上げた努力も
触れる勇気すら まだ持てないまま
「がんばれ」の残響が
ぼくの中で うまく響かない
報われない痛みは 深い水みたいで
沈むたびに 心の温度が薄れてく
ほんの少し抱きしめてくれるなら
ここまで落ちなくて済んだのに
消えたいわけじゃない
ただ どこに立てばいいのか
分からなくなる夜がある
誰にも届かない声が
胸の奥で 静かに揺れている
報われない痛みは まだ海の底で
名前を呼ばれるのを ずっと待っている
もし光が一筋 落ちてくるなら
ぼくはきっと 浮かべる気がした
それが誰の声でもいいから
どうか 見つけてほしい
- 作詞者
水乃余韻
- 作曲者
水乃余韻
- プロデューサー
水乃余韻
- ボーカル
水乃余韻
- ラップ
水乃余韻
- プログラミング
水乃余韻

水乃余韻 の“溺れる重力”を
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