歌詞

寝転んでいた、いつも

やる気なんてゼロだ

この頃ずっとゴロゴロしてばかりベッドの上で

ベロしまい忘れた猫みたくへそだして外にも出ない本日も

「はぁ、生まれてこなきゃよかった」

なんてエゴだらけのプレイリスト

えんえんと上がる自己嫌悪のテンポ

最低限度保証された生活に甘えて

義務も果たさず過ごした永遠のようなこの日々も

いいことなんてなかった一つも

人生のかけっこ　負け続け劣等

感だけの日々とにらめっこしては

明日への地図も　憧れへのチケットも

ネットの時間と引き換えになくし

退屈な運命を変えたいと振った

サイコロさえ出た目を見るのが怖い

そんな矛盾まみれの午前6時でも

寝返る本音軋むベッド

切れた弦と耳障りな音

捨てたピックもう弾けぬ曲を

寝転んでいた、いつも

うまくいかないと決めつけてたよ

朝になってもまだ眠いって

布団に隠れて言い訳ばかりだ

逃げていたんだ、ずっと

昇った朝日を見ないふりしてさ

情けなさにつむった目から

しょっぱい現実が流れたよ

「ねぇ、この旅はいつ終わりを告げるの？」

「今度は誰の期待を裏切るの？」

頭蓋骨を響く恐怖の声を

アルコールでかき消そう　今日の夜も

ゲロ吐いて幸せの意味勘違いして

これでいいんだと納得したいのに

「誠実さが報われる」「努力は裏切らない」「誰もが特別」

目の前並んだ綺麗事のリスト

カッとなってモノに当たったり

急に泣いたり不安定な情緒

たまに成功しても失敗で

挟まれひっくり返る　まるでオセロ

このくだらぬ輪廻に終止符を打つため

赤色のインクで書く契約書

「もう消えたい。」

手首の傷に誓いのキスを

寝転んでいた、いつも

何もかも手遅れなのが苦しい

夜になっても　眠れないまま

布団に絡まり身動きできずに

「何もできず死んでくの？」

時計の針の音に怯えながら

助けを求め　開いた目には

一筋の光も見えなかった

飛行機雲見上げてたあの頃

心が踊るの感じていた

夢見るのずっと自分にしか

できないことがあるってさ

握った切符も片道分だけとは知らずに

寝転んでいた

寝転んでいた、いつも

青空に広がる原っぱで

未来も過去もここにはなくて

ただこの瞬間吹く風を感じてた

のんびりと過ごしてた

誰とも比べられることもなくて

眩しすぎて目を閉じた光

耳に響くセミの鳴き声

もう戻れないの

寝転んでいた、いつも

寝転んでいた

寝転んでいた

寝転んでいた

寝転んでいた、いつも