歌詞

100年そこらの人生全てが

なにも考えず幸せでいられたら

こんなに悩むこともないのにね

今日もちょっとした出来事で沈んじゃう

忘れた方がいいことほど覚えている

何度でも思い出してしまうのに

忘れずにいたいことほど

打ち寄せた白波に攫われて戻らない

でも本当はずっと泳いでいる海の底

いつか必要になったとき

顔を出すはずって信じてるの

最近ね あなたに似てる人を見つけたの

見慣れた髪型 目の色

そういえば かけがえのないって言葉が

チープに聞こえないって感じたのは

あなただった

あなただけだった

100年あとも愛を誓うと

なりふり構わずに素面で言えるなら

簡単すぎて拍子抜けだよね

ありふれた言葉なのに単純じゃない

消し去りたいと思っていた過去

その中に探している答えがあるらしい

消え去りたいほどの弱さ

愛すべきって分かっててもやり方を知らない

多分本当はもっと一本道で

かっこつけじゃない言い方になったとき

私に成るはずって気がしてるの

最近ね あなたの口癖を思い出してたの

言うたび真似して笑ったね

そういえば 君しかいないって言葉が

チープに聞こえないって感じたのは

あなただった

今はまだ分からないけど

好きだとか愛だとか使い古しのフレーズも

借りてきた言の葉すらも

この私と一つになるって信じて

詠ってるんだよ

歌ってるんだよ

最近ね あなたの好きな匂いにつられたの

なぜだか懐かしい景色と

そういえば かけがえのないって気持ちを

確かに私も感じたのは

あなただった

あなただけだった