炒飯から墓場までのジャケット写真

この世界の主役では無い

ことに気づいたのは3年前

だんだん離れてく

理想が離れてく

選択肢は減っていく

先入観ばかりで楽しめない

忘れてしまったんだ

世界の遊び方も

今はもう 何をする気分でも無い

天才にならなければ

モブキャラで死ぬんだ

そしてまだ その覚悟は無い

頭下げたら終わってる

今日今月今年は終わってる

だんだん加速する日々に流される

こんなものだと思う

でも大事なことは忘れている

思い出せないんだ

楽しかった毎日が

今はもう 片隅にタスクが映る

天才になれなかった

世界なんかはいらない

だからもう さよならなんだ

電波に日々を載せて

意味の無い情報を頭に

どんなことをしたって

見えないよ

君は

絶対に やりたかった

ことって 何だったか

そもそも 破れるほど

夢もないか

なんとなく なりたかった

主役になりたかった

その程度なのに 悲しいんだ

「何者」に なれなかった

世界は 変わらなかった

どこにいても いなくても

同じだった

天才にならなければ

モブキャラで死ぬんだ

そしてまだ その覚悟は無い

覚悟が無かったとしても

  • 作詞

    にしむぅ

  • 作曲

    糊玉

炒飯から墓場までのジャケット写真

最強マンボウ修羅ぼうや の“遺書”を

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  • 1

    麻婆拳法斃炒飯

    最強マンボウ修羅ぼうや

  • 2

    才能ナシ

    最強マンボウ修羅ぼうや

  • 3

    やみやみ

    最強マンボウ修羅ぼうや

  • ⚫︎

    遺書

    最強マンボウ修羅ぼうや

最強マンボウ修羅ぼうやの2ndミニアルバム。たかがミニと侮るなかれ。その密度は、もはやオスミウムも裸足で逃げ出すお墨付きだ。

結論から言えば、このアルバムは実にかっこよい。ベースのbass_tai_kobeが脱退、おんじが加入し、他のメンバーも転勤して近畿に集まった。スタジオに入りながらみんなでこねくり回した臨場感のある楽曲たちを味わってほしい。

変化はもちろんベースだけではない。みんなのテンションが高く、なんかカッコよくなってしまった。にしむぅの呪詛的な歌詞は「不真面目なやつ」と「それでいて成功してるやつ」と「人を憎んでしまう自分」への妬みや怒りを多角的に表現し、薙刀を振り回すボケたジジイのようなダミ声で捲し立てる。
そこにマユちのキュートなボイスや謎の俳句、糊玉の銃撃戦みたいな異常な手数のギターが混ざり合い、ギリギリのところでキャッチーを保っている。そんな緊張感が続き、耳が離せなくなるアルバムだ。

さらに、3曲目の「やみやみ」では、なんと、ラブソング歌謡曲に挑戦している。しかも、この曲が一番うるさい。こいつらは何がしたいんだ。

アーティスト情報

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