Lyric

影から影まで歩く　夏の日差しに音を上げ

例年より今年のあたし郷愁に弱いんでしょう

融け落ちたアイスのように足元の路面滲む

染み付いた夏の呪いを解いてよ

へばりついてたシャツのよう

面影追いかける

Seeking blue

青さをまた追った

辷る視線　温い気圏

そこねた機嫌 先送り

蟬ばかり鳴いている

Seeking blue

噎せ返る　日差しから逃げて

瞳を青さだけで染めて

あの日を見つめてるの

果てから果てまで結ぶ　無軌道に歪む線を

首筋つたう汗　白いシャツに透けてる不安も

溶かせず飽和した　真夏の空気に逃げ場失くし

捨ててきた甘い感傷　嘘にもできずに

ほつれた文字が流れて

無様に崩れてく

青さをまた追った

巡る螺旋　沈む地圏

重ねた ごめん　聞き流し

何もかも忘れてく

Thinking through

考える　この頭痛の理由も

痺れた左手から見える

青い目　青い目

仰向けに転んだ

藻掻く蟬　泣き喚く

八月だけ生き返る

この情緒と高い雲

青色に染まってた

はずだった世界は

飛行機雲と 共に消えて

夏がまた終わり行くの