宇宙的ホリゾントのジャケット写真

歌詞

記憶の彗星

神原いとま

君の走馬灯はどうだったかい

そこに僕はいたのかななんて

もうどこにもいないのにさ

その生意気な声を探してしまう

時計の針の一周ごとに

止まった頁との距離が開いていく

遠くに来たのは僕の方なのに

行かないでと願うのは我儘かな

今日だって苦手なこの煙草の香が

嫌でも君のことを思い出させる

嘘や憶測で君が塗り潰されないよう

灯が燃え尽きるまでは守り続けよう

歴史はいつも何も語らない

誰の息遣いについてだって

僕もいつか 記号になる

1ページ足らずの残像になる

時計の針に触れるなら

今なお愛しき日々に留めよう

なんて言えるほど素直じゃなかった

今になって言い出すのはずるいけれど

今日も似合わない立派な衣装で

君を忘れたかのように笑ってる

思い出さない時間が増えていくごとに

色褪せるその景色を抱きしめるように

すがるけれど

もがくけれど

手繰り寄せようとするけど

だって君はもうどこにもいない

記憶の彗星は痕跡を残さない

いつだって苦手なこの煙草の香が

嫌でも君のことを思い出させる

嘘や憶測で……いや……

君の好きだったこの煙草の香が

いつからか本当はどこか愛おしかった

他の誰の言葉で君が表されようとも

僕の知ってる君が多分正解だ

  • 作詞

    神原いとま

  • 作曲

    神原いとま

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アーティスト情報

  • 神原いとま

    宇宙が好きな理系出身シンガーソングライター/ボカロP。ゲームBGMの制作やバーチャルYouTuberへの楽曲提供など、活動は多岐にわたる。

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