METAL

前作から４年ぶりの今作は様々な海外のトラックメイカー達に加え、日本のレジェンドグループ「SCARS」の頭脳、I-DeAのbeatを起用。
普段のI-DeAを知っている者なら気づくであろうが、いつものサンプリングを主とした超越したスキルとはまた異なる
Hardでheavyなベースを操り、普段とは違う角度から好きものをニヤリとさせてしまう仕上がりになっている。
根本にHIP HOPの面影を残しつつも、太く歪んだベースの上に淡々と深みのある声で血生臭くrhymeしていく
SHAKU。鬼気迫る生活の苦悩から導き出したパンチラインと相まって、曲名通りの『Metal G』な質感に仕上がった。
生々しい現実から「もう一度生きる事とは何か？」の答えが詰まった鈍く鋭く光る作品になっており
シリアスなメッセージ、皮肉、SHAKU らしい優しさとユーモアのあるタイトなrhymeで首を降ることは必然。
クラブはもちろん、夜の高速道路には相性抜群。スピードに注意だ。