ああ、また忘れちゃったな
一週間も過ぎた賞味期限が
まあ、気にはしないんだ
黒い水の面を滑る只一人
物分かりだけ良くなってしまった
誇れるものなんてない
ただ育った自尊心と
なんでもない日々を
また今日も巡り巡ってる
散々だ、終わりにしようか
どうしようもないんだ
過ぎゆくだけの生活をもういいよ
幸せとは呼べないからさ
退屈なんだよ夢なら覚めて
ああ、思い出したんだ
普通を嫌うぼくが選ぶさよならが
正しいかどうかも わかってるさ
退くにはもう遅過ぎて
幼い頃から頬杖をついては
非対称な咬合(アシンメトリーなこうごう)
こんな口から歌う言葉は
見栄だけが育った 斑点だらけの蛍光灯
散々だ、終わりにしようか
どうしようもないんだ
過ぎゆくだけの生活をもういいよ
幸せとは呼べないからさ
退屈なんだよ夢なら覚めて
もう、終わりにしようか
何度も思った
過ぎゆくだけの生活は
もういいよ
わかってたのに辛かったのに
退屈でもいい 続け
まだ温もりがあった
愛おしいまま夢から覚めて
最低な人生を
遣る瀬なくたって
何もなくたって
この一小節に
手を掛けては
泥舟を解かす
黒い水の面を滑る 只一人
- Lyricist
Mrs.Idr
- Composer
Mrs.Idr
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- ⚫︎
Nigemizu
Mrs.Idr
初めまして、Idr(イドラ)です。目にとめていただいてありがとうございます。
この曲を歌うにあたって意識したことは「魂」です。
大人になって成長していくにつれ、諦めたり惰性でものごとの選択を繰り返していくことが多いかと思います。
でもそれって本当にやりたいことですか？
自分が求めていたことですか？
「上手くいくかどうか」ではなく「やりたいかどうか」で決めるのもいいのではないでしょうか？
この曲に出てくる「ぼく」は、その問い掛けを奥底にしまっている大きな子どもです。そんな「ぼく」にも、本当はいつまでも灯るものがあります。
それはきっとあなたの中にも。
映像も僕Idrが担当させていただいております。そちらにも「魂」を込めさせていただきました。もしよければお楽しみください。
Artist Profile
Mrs.Idr
Mrs.Idr（イドラ） 2000(平成12)年生まれ。 演技経験ののち、歌の楽しさと楽しいを届けたい気持ちに気づいた。 2023年2月15日よりYouTubeで「歌ってみた」を投稿。 低く力強いものから高くトリッキーなものまで、幅広く変化する声が特徴。
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