歌詞

「散々だな」

価値観に合う間違いの無い人生とは

コツコツ稼いだって

買ったパンの勘定に唸ってる

想像して後悔する

健全な関係性から

感情がケンケンパって

面倒な問答飛び越える

「あそうだ。もう行かなくちゃ」

帰り道罪悪感の首元

手を回す

狂ってる温度感で

笑ってる勘違いが哀になって

ぶきっちょに繋いだ言葉の脆いこと

育った反感を飼って愛てる

リードは付けないで

繰り返す嘘に耳を傾けてる

生前から存在する

階級社会構造にて

沈殿した尊厳なんて

雑踏に蹴っ飛ばされた

丁寧とはほど遠い

生活を堪能しても尚

満足と空虚を往来して

終いにゃ天井見上げてる

形の無い焦燥感とばっかり

体当たりの暮らし

暇できなくていいでしょ？

感情から作り出した幸福とか

しょーもない論理説いて

セカンドオピニオンで所見なし

しみったれた商いで

高級ブランドを帯びるしたり顔に

振り翳す「鬱」と書かれたプラカード

治せど治せどまた壊れるならば

もういっそ捨て置いてよ

転んだ時の事を思い出した

驚いた後に

じわりじわりと広がってく痛みと

脚を伝う血を

傷跡に微笑んだ

蹴っ飛ばした空き缶に含んだ憎悪が

飲み口から零れて染まった道

足跡を付けろ

夢の喉元に刃突き立てて口封じ

果てに羽振りのいい社会に跨ってはおだてて