錆びたバスの表皮を剥がしながら風に乗せる儀式を繰り返した。
箱詰めのごめんねを用立てたり、ありがとうの束を差し出しても、
届いてると思い込むしかない。
あなたの形を思い出すためだけの波止場。
優しい香りにいつまでも逃げ込んでいようか。
時期を過ぎたカッフェを覗き込めば、水着の残り香がこっちを見てた。
海猫おろろぉーんと叫び発つのは、波粒に託した運命なのか。
この時さえ抱きしめたい痛み。
あなたの形をただ見つめていた午後の日と変わらぬ香りに、
いつまでも逃げ込んでいようか。
届いてると思い込むしかない。
あなたの形を思い出すためだけの波止場。
優しい香りにいつまでも逃げ込んでいようか。
海猫(♠:海猫)。
波粒(♧:波粒)。
足跡(♠:足跡)。
掌(♧:掌)。
キラつく(♠:キラつく)。
水面と(♧:水面と)。
イルカの(♠:イルカの)、
張りぼて(♠♧:張りぼて)。
- 作詞
井ノ上哲也
- 作曲
井ノ上哲也
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アーティスト情報
ムルヒ
描くように音楽を作りたいと思っております。よしなに。
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