

白いため息ひとつ
僕の体を揺らして
雨に気づかないまま
ライブハウスを横切った
僕はまだ第三者をやめられないでいた
脱毛の広告と滑稽な国境と
東京の喧騒と
残された君の体温は
今年もまだ消えない
願ってもないのに明日が来るたび
君の声が届かない
傷つけられても気づかないくらいに
目の前が美しいから
平均や平穏を求めるくせに
埋もれることを嫌ったり
上限や限界を定めるくせに
他人の幸せが許せなかったり
干渉や同情は要らないくせに
孤独に耐えられなかったり
数学や屁理屈は嫌いなくせに
音楽は結局やめられないし
願ってもないのに明日が来るたび
君の声が届かない
傷つけられても気づかないくらいに
目の前が美しいから
- 作詞者
季楽
- 作曲者
季楽
- プロデューサー
季楽
- ミキシングエンジニア
季楽
- マスタリングエンジニア
季楽
- ギター
季楽
- ベースギター
季楽
- ドラム
季楽
- ボーカル
季楽

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