歌詞

春の訪れを待てず果てた

雪の下で凍り付いた夢は

終焉を迎えず

まだそこにいる

動き始めた時の中

移り行く季節の隅で

後ろ髪引かれるまま

歩いている

来る日は遠く

過ぎ去る日は傍に

燻り残る想いさえ

笑い飛ばすような空

紡いできた夢の

純白の吐息と

左胸の出す声は

次第に小さく消えた

零れ出す春の陽と

冬の寒さが解けていく

凍る大地の蓋を開けて

空へと導く

崩れゆく雪化粧

水となり流れていく

夢をまた見られる

その日まで

差し当たりさようなら