WITH SHADOWのジャケット写真

歌詞

TOMBO

ZIGZVG

押し入れの奥から

擦り切れたVHSを

引っ張り出した真夜中

薄明かりの下

再生ボタンを押したら

荒れた海ん中 黒いコウモリ傘ひとつ

アニキがこの街に帰ってきた

WOW WOW WOW

胸ん中の遠い記憶が震え出した

どけっ! どけっ! どけっ!

花の都で鳴り響くクラクション

後ろの席で“カスバの女”を口ずさむアニキ

いつかの少年の俺は

渋く生きようと背伸びしてた

地球儀回して

地の果てアルジェリアを探した

みんなが喜ぶ歌は

聴かねぇ、歌わねぇ、作らねぇ

そう心に刻んだ

飛べ! 飛べ! 飛べ !

とんぼみてぇに

誰の指にも止まらず前へ進め

闇の中の光を信じて進めばいい

「礼儀ってもんがあんだろう」

「てめぇ、いっぺん鏡で面見てみろよ」

ショートホープふかして アスファルトをコツコツ踏んだ

憤りの酒をどれだけ垂らしても

半端な覚悟じゃ夢は夢のまま

それでも明日なき道へ歩こうとしていた

「兄ちゃん、東京もんじゃねぇだろう。 これで美味いもんでも食っていけ」

まさかこの俺が東京で暮らすとは思わなかった

人に優しく 自分に厳しく

義理人情だけは捨てねぇと決めた

「東京のバカヤロー!」と叫びながら

それでもこの街で生きてきた

昭和の終わり バブルの渦ん中

浮かれた街を背に

血の色みてぇな夕焼けを睨んでた

ダブルのスーツ サングラス越しに

不条理を睨み返し

散って狂って捨て身で生きようと思ってた

海を見た日 “二人の始まり”なんて

まだどこにもなかった

ただ画面の向こうのアニキに

勝手に自分を重ねていた

8話を一気に見終わった

衝撃のラストシーンに胸ん中が熱くなった

あれから40年

平成、令和と時代は変わった

街も、人も、俺も

それでも遠い記憶は まだ消えねぇままだ

飛べ! 飛べ! 飛べ !

とんぼみてぇに

誰の指にも止まらず前へ進め

WOW WOW WOW

折れた羽でも まだ飛べるんだ

  • 作詞者

    ZIGZVG

  • 作曲者

    ZIGZVG

  • プロデューサー

    ZIGZVG

  • プログラミング

    ZIGZVG

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