

潮風が視界をすっとすり抜けた
汗を拭いながら有明アリーナに着いた
まだ昼過ぎだってのに
もう路上はアニキの唄で満ちてた
ギターが空気を削り
ハーモニカがその隙間を埋める
名前も知らねぇどっかのアニキたちの
こだわりが鳴り響いてた
とんがった髪 いかついサングラス
色落ちブルージンズに 赤いシューズ
堂々と立つ 俺より若いアニキ
その姿が妙に眩しかったんだ
リズムが階段を駆け上がり
ひまわり持った女が肩揺らして笑う
歳も人生も知らねぇけど
みんな同じ黒い影を背負っている
俺は風に吹かれながら
足でリズムを刻んだ
右手にMONEY
左手にPRIDE
心の中で日の丸を揺らしながら
陽炎ゆれる有明の風
ギターの音が空を染める
アニキの唄が胸を叩く
いつか俺もあの輪の真ん中へ
階段の影で唸りを上げるカッティング
コンクリの上で跳ねるストローク
少し離れたベンチでは
年老いたアニキが
スリーフィンガーで
夏の終わりを爪弾いてた
名も知らねぇこの風に吹かれ
わがままという勲章を光らせ
みんな楽しそうに歌ってる
俺よりはるかにキラキラ輝いてる
夕陽が風に揺れ
路上の音が空を真っ赤に染める
アニキの唄が胸を叩き
俺の歩幅を前へ押した
かっこ悪くたっていい!
ありのままでいい!
自分を信じればいい!
あの唄を口ずさみながら
俺は空を見上げた
夕陽ゆれる有明の風
ギターの音が空を染める
アニキの唄が胸を叩く
いつか俺もあの輪の真ん中へ
- 作詞者
ZIGZVG
- 作曲者
ZIGZVG
- プロデューサー
ZIGZVG
- プログラミング
ZIGZVG

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