

夕暮れ色のホームには
言えなかった言葉が揺れていた
笑顔のままで手を振れば
涙はまだ 気づかれない
ドアが閉まるその瞬間
君は小さくうなずいた
「元気でね」より優しかった
あの沈黙を覚えてる
電車は街を連れてゆき
僕だけ時間に残されて
昨日までの僕じゃないと
風がそっと教えてくれた
失くすことだけが
別れじゃないなら
歩き出すことも
きっと愛なんだ
手を振ったあとで
人生は少しだけ動き出した
何も変わらない景色なのに
空の色だけ違って見えた
君がくれた最後の笑顔が
今日を生きる理由になって
また誰かへ優しくなれる
そんな僕でいたい
季節はいくつ巡っただろう
知らない駅にも降りてみた
遠回りばかりだったけれど
後悔だけは増えなかった
誰かと笑い 誰かを送り
また新しい朝を迎えるたび
あの日の小さな手のひらが
背中を押してくれている
もしもいつか
どこかの街角で
偶然 君を見つけても
ありがとうだけで
きっと十分だから
僕らはあの日を
悲しい終わりじゃなく
静かな始まりにできたんだ
手を振ったあとで
人生は少しだけ動き出した
大きな奇跡なんてなくても
一歩ずつ未来は近づいていた
君の見えないその場所でも
同じ空が続いているなら
今日も僕は笑って歩こう
あの日にもらった勇気とともに
Ah... Ah... Ah
手を振ったあとで
人生は少しだけ動き出した
明日へ
少しだけ…
- 作詞者
RYO
- 作曲者
RYO
- プロデューサー
RYO
- プログラミング
RYO

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手を振ったあとで、人生は少しだけ動き出した
RYO
別れのホームで、笑顔のまま手を振ったあの日。
失ったものを抱えたままでも、人は少しずつ前へ進める——そんな静かな希望を描いた、RYOのシネマティックなミディアム・バラードです。
ピアノの音から始まり、アコースティックギター、そして温かなストリングスへ。最後の笑顔が今日を生きる理由になり、また誰かに優しくなれる。別れを「悲しい終わり」ではなく、「静かな始まり」に変えていく一曲です。



