歌詞

少し先を跳ねる兎

愛しい訳が解らないよ

柔らかく小さな雲のように

追う程に薄れて

真っ白な景色

暖かい雪のように辺りに積もる

ここは誰かの？

多分、私の中

階層で繋がる夢

何処かに行きそうな展開は

一兎を追う事できっと

いつか辿り着くのかな

世界の境

赤い頬を優しく撫でる

「あの時はもっと冷たかったっけ」って

触れる雪の結晶

滲む想い出

良い事ばかりが溶け出していくよ

見えてるものが全てじゃない

暗い 深い 世界でも

(Don’t cry why not?)

未来予想図とか

あの海賊らにYo Ho

(Wasted time)

水面に映る霧越しの星空

ミラボにクルル 仁和寺の法師とか

翠の龍の背に軽々跨る

瞳を探しに獣を狩る夜

Hold up

ここにきてからどれだけが経ったんだ？

遠くに薄っすら見える蜃気楼のような

ぼんやりとした靄は？

そうだ、君を探してこの鏡触れた

指先の波紋が伝う喉の奥

震えたてのひら 握る心臓

覗き込む 一羽と深淵

脆い糸を手繰りよせて

浮き足立った瞬間は

一方で舞い上がっている自分

岸辺で笑う一羽の兎

苛立ちもなく見とれた

赤い目に引き込まれて

確信があったそれが君だって

根拠なんてない確証

持ち合わす直感

目を閉じればきっと終わってしまうよ

何にもない夢なんかないけど

記憶に残るかはまだ危うい

葛藤が映る綺麗事もなく

脱兎の勢いは想いに比例し

ただただ離れていく

歩幅を増やす度に

手を伸ばす程に

思い出す事に

もう居れずここに

混じり合う夢で

君に会うために

階層で繋がる夢

何処かに行きそうな展開は

一兎を追う事できっと

いつか辿り着くのかな

世界の境

赤い糸を結べるかな

この想いだけでも君の世界へ

触れる雪の結晶

滲む想い出

良いことばかりが溶け出していくよ