画図百鬼夜行 (前篇【風】)のジャケット写真

画図百鬼夜行 (前篇【風】)

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前々作に引き続き鳥山石燕による「画図百鬼夜行」シリーズの第3作。第1作「前篇【陰】」は比較的メジャーな妖怪、前作第2弾「前篇【陽】」はメジャーとマイナーな妖怪がほぼ半数、そして「前篇【風】」と名付けられた今作は前2作と同じく安永5年(1776年)刊行となるが、ほぼマイナーな妖怪で占められている。全15体が収められているが、単にマイナーと言うだけではなく、説明書きもなく何を表現のテーマにしたいのか全くはで、今だに多くの妖怪研究家諸氏を悩ませている個体もいる(「前篇【陰】前篇【陽】」に収録されている妖怪画は、背景や構図に隠した意味を持たせている場合が多い)。
私個人の推測ではあるが、鳥山石燕は本来は「画図百鬼夜行」シリーズは「陰」「陽」の2作で「前篇」を終了とし、「後篇」を新たに作成する予定ではなかったのだろうか。しかし、「画図百鬼夜行」シリーズの人気沸騰の期間中に、新たに2作を作る分だけのモチーフにしたい妖怪の数が足りなくなってしまい、急遽「前篇【風】」としての3部作としたのだと考えている。
なお、「前篇【陰】」の説明欄に記載した通り、「画図百鬼夜行」シリーズの「後篇」は未刊行に終わっている。