

夕暮れ風が吹いて鼻風邪に気付いて
花が降りかかる
冬の残り香がなくなり春が訪れるもう直に
霧が月を隠す
君のいた街を見下ろして
会えなくなったら愛おしくて
当たり前に気付けなくて
君に
今 花、風に乗って春風になって
残って残っていた
雨がだらしなく降ってまた花は散っていった
鼻風邪になった四月のこと
目下、頭上できっと花が咲いていただけ
僕らはいつも潮風の音で誤魔化していただけ
高架橋の上を行くあてもなく歩いていた
どうか君だけは幸せで
君の夢を見て起きた朝
もう隣に君はいなかった
一度口にした言葉は涙のように止まらなくて
あるいは涙で
少し思い出しただけ
いつだって泣いてばかりだった君はもういない
君の影ひとつ飲み込めなかった僕を
笑っておくれよ
君を過去に想い出になんて
したくもないんだよ
まだ君の所へ行く支度もしてないんだ
風が春になったあの日
僕らの恋は枯れたんだ
またね
- 作詞者
石橋
- 作曲者
石橋, Bone Hair Neck

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アーティスト情報
Bone Hair Neck
2022年9月に札幌にて結成した、ネオミクスチャーバンド。高校時代の同級生3人で活動している。 札幌を拠点に精力的にライブ・楽曲リリース活動を重ね、着実に人気を集めている。 ギターボーカルの石橋が作る楽曲は、独特な哀愁を漂わせつつリスナーが聴きやすいようなポップさも併せ持つ。 何よりそのエッジの効いた歌声が聴いたものの心を離さない。 1st EPのリリースイベントでは100人規模のライブハウスでソールドさせており、今札幌の若手で勢いがあるバンドと言えるであろう。
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