Lyric

羽が生えた朝 そろそろ出かけなきゃ

冷たくなった手を離して僕は窓を開けた

それは誰の中にだっているんだよ 君にだって

君の知ってる僕ならちょうど

さっき死んだところさ

青い水玉模様のプール はじけ飛ぶみずしぶきに

君の真白い指が絡まってもう戻れない

いつの間にかもう わからないことばかり増えた

埃被った窓ガラスに君は映らない

どれだけ悩んだってもうわかりきっていること

だから半分こにして分けあったさよならを言えた朝

痛みはないからなおさらやっかいだ

つまり君は僕のささくれさ

羽で飛べた朝 空の瓶が転がった部屋

蛹になって風に揺れる 甘い蜜の香り

黄ばんだ台詞吐き出す今日も あの煙に包まれて

ふやけた頭じゃ帰り道なんてわからない

ふいに見えるまだ生暖かい思い出

それは錆び付くラジオみたいな哀しみだって思い知る

どれだけ悩んだってもうわかりきっていること

だから半分こにして分けあったさよならを言えた朝

それはどんどん形を変えていく

誰が見てもごみのような宝物

ほら いつか憧れた幸せはこんな抜け殻

とんがった風によろめいて

いつの間にかもう わからないことばかり増えた

埃被った窓ガラスに君は映らない

どれだけ悩んだってもうわかりきっていること

だから半分こにして分けあったさよならを言えた朝

痛みはないからなおさらやっかいだ

つまり君は僕のささくれさ