Lyric

色なき風が　髪を梳き

影を揺らす　月の夜

瞳に宿る　狂気の火種

散らす術さえ　知らぬまま

伸ばした指の　先に触れて

すべてが紅く　染まりゆく

花嵐が咎を　舞い上げて

花弁が紅く　空を焦がす

慟哭、残響　胸を刺し

夢とうつつが　溶けてゆく

薄紅色の　嘘を纏い

笑顔の仮面で　心を隠す

震える指が　夜を掴み

零れた涙を　闇に溶かす

胸に潜んだ　囁く声が

秘めた想いを　業火にくべる

花嵐が咎を　舞い上げて

花弁が紅く　空を焦がす

愛憎、執念　絡み合い

焔に抱かれて　散っていく

深淵、想いは闇に沈み

幻影、微笑みすら消えて

陶酔、狂気の華となりて

散華、紅に咲いては散る

花嵐が咎を　舞い上げて

花弁が紅く　空を焦がす

絶望、恍惚　腕を伸ばし

花の吹雪に　溶けていく

終焉、すべてを灰に

輪廻、紅く生まれ変われ