歌詞

性懲りもなくまた会いに来たよ

冷たいものでもいっしょに飲もうか

ビニール袋の音が響く

買ったまま しなびていた花

結局そのまま 供えてしまった

また遠く

「暑いね」なんて声に出したのは

返事なんかないって知っているからで

平積み 畳の上　焼けた表紙

ぬるい浴槽　お湯の抜けてく音

厄介なくらい五感に漂う

夏のこと　なあ　おかしいな

君に会いに来てるはずなのにずっと

一人なんだ

叱ってくれたらどんなに楽だろうか

今日も君を目の前で拗らせる

まだ

まだ

同じ道　ひとり戻る夏

海に触れた夕日　ジュッと音がした

焦がした記憶は全部　夏に置いていこうか

懐かしさで潰されそうな日常を

これからもなんとかやり過ごしてく

あの日 火葬場 昇った煙　入道雲になって

「また会いに来た」