哀と傷のジャケット写真

歌詞

追創

宵部憂

そういうもんだって

大人は言うけど

どうしたって

肯(うなず)けないことがある

教室の中にはなんでもある

理想も 現実も

忘れないように

何度も 僕は僕を繰り返した

こわれてしまう前に

どこかへ

まごころも無いまま

ただ ならされていく

僕が誰であろうと

口では何とでも言えるさ

遣瀬無(やるせな)いのは

この気忙しさ

きっと 誰にも 罪はない

それならこの傷みは

僕が

飼うしかない

そういうもんだって

大人は言うけど

どうしたって 許せないことがある

教室の中にはなんにも無い

未来も 真実も

忘れていたいのさ

奇麗(きれい)な思い出ばかりを

集めて

「まともであろう」なんて諦めて

欠落(けつらく)した「何か」を

探して身に つけようとするのに

何年費(つい)やしたんだ

返してくれよ!

振り返れば

どうせ美化(びか)される記憶すら

「無理もないさ」

返らないものは

みんな、そうでしょう?

「掛け替えのない経験でした」

って言葉のあまりの軽さに

目眩(めまい)がしそうだよ

そういうもんだって

言い聞かせてみても

本当は 怖いからそう云うだけ

教室の中に何でも在ってほしいね?

目を醒ましたよ

  • 作詞

    宵部憂

  • 作曲

    宵部憂

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悲しみと共に路を行くアルバムです。
傷ごと自分を慈しめますように。

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