哀と傷のジャケット写真

歌詞

ペガサス座流星群

宵部憂

鉄塔に星が降る

その茨のような鋭さを

睨み据えて筆を取る

言葉により夜を明かす

夜は開けて空白む

白さは星々に借る

明日までと馬を駆る

息の深い夢は去る

冴え冴えとした風の匂いも

素肌を刺して それでも尚

その眼に映して語り行こうか

ひりつくような銀の温度を

素足を出して それでも尚

その声を以って唄い行こうか

あゝ

あの光景に星が降る

青写真 込められた理想に

想いを寄せて雨が降る

筆を走らせ夜を明かす

あの光景に星が降る

窓の景色を追い掛ける

あの頃までと足を駆る

白みゆく空に藍が溶ける

寄る辺も無く彷徨う願いも

裾をはためかせ ひたすら尚

捕まえて詩へ 祈り行こうか

遣る瀬も無く重なる憂いを

流れを追い掛け ひたすら尚

言葉の形へ救い行こうか

冴え冴えとした風の匂いも

素肌を刺して それでも尚

その眼に映して語り行こうか

ひりつくような銀の温度を

素足を出して それでも尚

その声を以って唄い行こうか

彗星 織り成して行く詩を

救世 言葉たちの沙子(すなご)

流星 逸れぬように

我は彗星

  • 作詞

    宵部憂

  • 作曲

    宵部憂

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悲しみと共に路を行くアルバムです。
傷ごと自分を慈しめますように。

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