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Santa29は、店の明かりがつく前から始まって、シャッターが下りたあとも残り続ける曲。
朝早く、まだ街が眠ってる時間に仕込みを始める。誰に見られるわけでもないけど、包丁を入れて、火を入れて、今日の一日を静かに立ち上げていく。
毎日同じようで、同じ日はひとつもない。
売れる日もあれば、思ったより静かな日もある。
それでも店は開くし、人は集まって、ドアが開いた瞬間に「いらっしゃいませ!!!」って声が響く。その一言で、空気が一気に生き返る。
焼き鳥、コロッケ、チャーシュー。
特別じゃない。でも、誰かの今日をちゃんと支えてる味。
仕事帰りの人、家族の晩ごはん、年末の慌ただしい夜。
この店のカウンター越しに、いろんな人生が一瞬だけ交差して、またそれぞれの場所に帰っていく。
従業員もアルバイトも、完璧じゃない。
疲れるし、余裕がなくなる瞬間もある。
それでも「今日は何が売れるかな」って考えて、笑顔をつくって、お客さんを迎え入れる。その積み重ねが、気づいたら店そのものになってる。
年末年始、予約が詰まって、息つく暇もない日。
オードブル、もつ煮、唐揚げ、豚足。
忙しさの中で、誰かの団らんの真ん中に、この店の料理が並ぶことを想像する。
それだけで、また手が動く。
この曲は、成功の話じゃない。
夢を大声で語る曲でもない。
ただ、毎日を投げ出さずに続けてきた人たちの背中を、そのまま音にした曲。
お肉を美味しく届けたい。
笑顔で届けたい。
それだけを信じて、今日も店を開ける。
Santa29は、
「当たり前」を当たり前のまま守ってきた場所への、静かなラブレターだと思ってる。