cism city Front Cover

Lyric

chocolate

cisco

あの時もう少しだけ強く抱きしめられたら

僕だって泣いたかな

そっと離れていった手のひらに

なにを置き忘れてしまったのだろう

悲しい物語を聞くたびに

誰にも心を開けなくなったから

今はもう手が届く本棚の

絵本の時間は止まったまま

なにも知らなかった

みんな自分じゃない他の誰かを強く想ったんだね

僕だけひとりぼっちに見られないように

ずっとね ひとりになりたかった

早く冷たい心になるように

僕は冷蔵庫の前で

それは引き出しの中のチョコレート

僕の気持ちを暖める

お姫様は老婆に眠らされ

憶えているのはそこまでで朝が来る

夢から覚めた今も結末に

出会うこともなく夜になるよ

たぶん気付いていた 僕は君のように

人を信じるなんて出来ないんだね

誰かがこんな僕の手を掴むことが

ずっとね 怖くて逃げたかった

僕も誰かに愛されたいくせに

誰も味方に見えなくて

それは銀紙破ったチョコレート

僕の気持ちを包み込む

今日は何かが壊れたはずなのに

思い浮かべる人もない

それは小さく砕いたチョコレート

僕の気持ちを染めていく

ある日ひとりで生まれて来たように

今夜ひとりで死ぬために

それはあの頃と同じチョコレート

僕の気持ちに溶けてゆく

他のなによりも優しく・・・

  • Lyricist

    cisco

  • Composer

    cisco

cism city Front Cover

Listen to chocolate by cisco

Streaming / Download

This is the first album of cisco, a vocaloid producer. It is a work that has become a hot topic due to its wide variety of musicality.

Artist Profile

cisco music

"