When It Rains It Poursのジャケット写真

歌詞

48stormtrax (feat. HAIIRO DE ROSSI)

Manakurv

ラジオからはノイズ

途切れるボイス

この凄まじい嵐が止む頃落ち着くのか俺の心

何日、何週、何年

やって来たどれぐらいか正確にはわかんねー

音の粒と雨の粒がランダムにシンクロ

混沌の渦の中に落としてみるインクを

大荒れ、まるで海賊の大航海

例えこれで壊れたとしても無い後悔

大どんでん返し明日は快晴ってシナリオ

でも良いとこ曇天って知ってたって祈りを

諦めかけてちょっと無理かもって時に

なんとか持ち堪えて立ち上がった者のみに煌めく

頭上の星は満天

大抵は安定目指すけれど俺は賭ける0か万点

万全の状態は安全じゃないな

嵐描く心情を映し出した絵画

雨の止んだ曇り空に一筋の光が

後方は暗闇未だに光る稲光

ここから何処にいけどあそこから来たんだ

生まれてから今までが費やした期間だ

一歩一歩壁をつたい暗闇を歩いてる

胸がざわめく壁の感触はザラつく

なんとなく目が慣れて来たと思ってからすぐ

羽の音にビクつくジッと見ているカラス

集中しろこれは針の穴を通す作業

好スタートした奴らさえも追い抜かすダークホース

この嵐を超えられるのは全員でない

いやむしろ誰も立ち入れない精神世界

意味を考える

構える

支える

ざわめく感情の機微が後に傑作の源泉

雨に打たれ風に吹かれ尚もそこに根を張る

地道に飛ばした種がいつか不意に芽を出す

打ったキック1発そこにそれはあって

意味が無い様である 繋がっている確かに

妥協なき、あくなき探究の結果

浮かび上がるテーマ

創造の連鎖

雨の止んだ曇り空に一筋の光が

後方は暗闇未だに光る稲光

ここから何処にいけどあそこから来たんだ

生まれてから今までが費やした期間だ

集中していたらいつの間にかあたりは

静寂につつまれた外は青みがかってた

窓を開けて冷たく冷えた空気を吸い込む

その瞬間ふと我に返りベッドに倒れ込む

なんとなく横を向いて目に入った手元

枕元においてあったボールペンとメモを取る

薄れる意識の中でOKと書いた

目を閉じて静寂の朝を迎えた

  • 作詞者

    HAIIRO DE ROSSI

  • 作曲者

    Manakurv

  • プロデューサー

    Manakurv

  • ミキシングエンジニア

    Manakurv

  • マスタリングエンジニア

    Manakurv

  • グラフィックデザイン

    Manakurv

  • ラップ

    HAIIRO DE ROSSI

  • プログラミング

    Manakurv

When It Rains It Poursのジャケット写真

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  • 1

    Forecast Intro

    Manakurv

  • 2

    Window (feat. 曽我部瑚夏)

    Manakurv

  • 3

    Worn Wiper Blades (feat. HAIIRO DE ROSSI)

    Manakurv

  • 4

    Bus #2

    Manakurv

  • 5

    Pitter Patter (feat. Warushi)

    Manakurv

  • 6

    Paranoia

    Manakurv

  • 7

    Under The Weather

    Manakurv

  • 8

    夢 (feat. 泉まくら) [Manakurv Remix]

    Manakurv

  • 9

    Acid Washed (Primitive Version)

    Manakurv

  • 10

    Wet As Blues (feat. crime6)

    Manakurv

  • 11

    Predict Outro

    Manakurv

  • ⚫︎

    48stormtrax (feat. HAIIRO DE ROSSI)

    Manakurv

forteの心臓とも言えるトラックメイカー/プロデューサーのManakurv(マナカーヴ)が待望のファーストアルバムをリリースする。Manakurvの『When It Rains It Pours』と名付けられたアルバムは、雨を主題に据えたコンセプトアルバムとして、全編を通じて濃密な統一感と映像的な聴覚体験を提供している。降りしきる雨粒、湿ったアスファルト、曇天に差し込む一瞬の光——そうした情景が、ビートやサウンドスケープの中に緻密に織り込まれている。
またエンジニアリングもこなすManakurvは本作で、プロデュース、ミックス、マスタリング、さらにジャケットデザインまで全てを自身で手がけるという完璧なセルフメイド精神を貫いており、その結果、音像からヴィジュアルまでが一つの世界として成立している。
客演陣も実に多彩で、曽我部瑚夏の透明感あるボーカルが映える「Window」、HAIIRO DE ROSSIの鋭さと温かさを内包した2曲、Warushiのアブストラクトな存在感、crime6(STERUSS)の重厚かつ今作のハイライトとも言える渾身のラップ、そして泉まくらの儚く柔らかな声。それぞれのゲストが雨というテーマを解釈し、Manakurvの提示する音の景色に溶け込んでいる。
結果としてforte所属アーティスト全員参加という点も、Manakurvが築き上げた信頼が見て取れる。
特に2023年に先行シングルとしてリリースした「Window feat. 曽我部瑚夏」は、ヒップホップ、ポップス、オルタナティブの境界線を軽やかに飛び越え、SNSや音楽メディアでジャンルレスに話題を呼んだ。
全体として、本作は雨の日にだけ訪れる感情のグラデーションを丁寧に描き出した、音と言葉によるシネマのような作品だ。

アーティスト情報

  • Manakurv

    名門forteが送り出す新進気鋭のビートメイカーManakurv(マナカーヴ)。 レコーディング、ミックス、マスタリング、デザインまで一人で手がけるマルチな才能を持ち合わせた新世代のアーティスト。 近年ではHAIIRO DE ROSSIのメインエンジニアも務める。 自身のインスト作品はJazz,Electronicaを基調としたBeatに西海岸のフレイバーを織り交ぜたチルでレイドバックした雰囲気が魅力。 日本独自のアニメ文化などからも非常に強く影響を受けており、国籍や言語に縛られない自由な発想で展開される作品からは目が離せない。

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    Manakurvの他のリリース
  • HAIIRO DE ROSSI

    1986年神奈川県産まれ。 2008年にアルバム「True BIues」でデビュー。 数枚のシングル、EP、アナログの発売を経て2nd.アルバム「SAME SAME BUT DIFFERENT」の発売を機に独立。 インディペンデントレーベル「forte」を立ち上げる。 そのレーベル名を冠した3rd.アルバム「forte」がスマッシュヒット。 サイバーエージェント社長の藤田晋も自身の著書に歌詞を引用するなど、音楽業界に留まらず大きな影響を与えた。また、社会問題に切り込んだリリックや姿勢にも注目が集まり、Ele-Kingをはじめとしたメディアで特集が組まれるなど、リリックのみでなく行動込みでコンシャスMCとして語られるようになる。その後一時の活動休止などを経たが、復帰後もコンスタントに作品を発表。特に7th.アルバムにして初のセルフタイトルアルバム「HAIIRO DE ROSSI」以降、盟友でもありプロデューサー兼DJのPigeondustや、数多くの腕利きのアーティストのサポートもあり、HAIIRO DE ROSSI自身のバックグラウンドであるJazz、そしてコンシャスラップと呼ばれるそのラップに磨きをかけ、Jazz Hip Hopと Conscious Rapの代表的な存在となっている。

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