Lyric

「なんでも好き嫌いしないで

食べなさい」

泣きながら何時間も

かけては飲み込んでた幼い頃

「大変良く出来ました いい子ね」

「これからも好き嫌いしないで

生きなさい」

胸に秘めて大人になってく

おかげで嫌いなものが無くなった

おかげで好きなものも無くなった

信じていたんだ

自分なりの存在証明を

傷付くより傷付ける方がもっと嫌だ

この中に宿る大切を守りたいから

それが正しいと思っていた

「転んでもつまずいても平気です」

気付けば笑顔も涙も出なくて

この世界の美しさも今では

全部 無色で同じに見えたんだ

手放したくないよ

作り物の存在証明を

いつしか温もりも冷たさも感じない

これでいいんだ　大切を守れるから

強くなれると思っていた

騙して 誤魔化して

一体自分は何者なんだ

犠牲だけが優しさじゃないよ

幼い頃の自分が背中を押す

思い出したんだ

嫌いだったあのどなり声も

好きだった

遠くで鳴るあのメロディー

呼び覚ますんだこの中に眠る叫び声

何が正しいの？

正直でいたい

自分だけの存在証明を

好き嫌いしてこそ世界は色付き出す

この中に宿る大切を守りたいから

これが正しいと歩んで行く