Lyric

未来を作る誰かの音

ひっそり知られず

消えてゆく音

「なぁ」

君の音が

一日の音を塗りつぶして

誰かが奏でる明日への音

僕からは出ない

そんな音だ

明日の音を聞きたくないから

生まれは消える音に苦しくなって塞いだ耳

明日の音が聞きたくなったのは

寄り添われる温もりを

知ったから

不安な音や喜ぶ音

わかってるよ

なんとなくだけど

時間が心を溶かしあって

僕と君の音混ざり合う

くるり

回る世界

廻る季節

君と一緒

なぁ

もう鳴かないの？

聞こえづらくなった君の音

いつか僕ら話した未来

見たことない世界を求めて旅をしようって

だから置いていかないで

触れた右手に溶けたぬくもり

君はここにいるよって

少しだけ声を漏らして

君の音が小さくなり消え

僕の右手から旅立つ

君の音を探しに行くよ

僕の音が聞こえなくなった

世界で出会うのだろう

さらば故郷

振り返ることはない

踏み出す一歩が

奏でる

明日の音