歌詞

素っ気無い憂いで 一時の狭間で

繰り返し咲くまで 出来ない迷いだ

取って付けた羽根には 紡げない青空

ひび割れた残像 浮かべては眠るまで

絡み付く声には 抗えない 何故だろう

少しずつ行き交う風に置いてかれそう

世界には内緒だよ 押し寄せる孤独達

その胸を取り出して 枯れるまで帰さない

草の陰 手のひらで遊ぶ物語へと

攫って欲しい 遠くから絶えず叫んで走る

この翼で 飛べないかな

撃ち込まれ 毟られて

堕ちる先に 君がいると

なんて今日も 考える

この翼では 飛べないよな

苛まれ 蝕まれ

誰も信じない 何も感じない

なのにどうして 僕は一人で

不自由な生き方でも 誰にも会えなくても

支えられず倒れても 前も後ろも見えずとも

疲れ果て見えた場所に 辿り着いたその先に

過去が形を成すのなら これ程の物はない

誰かの「いたんだ？」 悲しいよ

「誰でもいいけど」 苦しいよ

誰にもなれない 泣きたいよ

誰より生きたい 死にたいよ

蕾は待てない 夢見せてよ

無言の潤いを 見付けてよ

外付け 心の 点灯

重なる 僕らの 暗号

この翼で 飛べないかな

撃ち抜かれ 舞い堕ちて

散らばった 羽根の痕

柔らかい 夢の向こう

この翼では 飛べないよな

桜風 舞い上がり

指の先 描けないよ

冷たくて 壊れそうでも

消えない 癒えない 逸れない 軌道 僕の中で ずっと(ずっと)

見失えない 何処にも行けない 儚い 醒めない 無駄の欠片は

誰かの「いたんだ？」 悲しいよ

「誰でもいいけど」 苦しいよ

誰にもなれない 泣きたいよ

誰より生きたい 死にたいよ

雷！ 雨を裂き 今こそ

降り頻る涙よ 此処だよ

振り絞れ 力を

繋げる この想いを

この翼で 飛べないかな

撃ち抜かれ 舞い堕ちて

散らばった 羽根の痕

柔らかい 夢の向こう

もうこの翼では 飛べないよな

桜風 舞い上がり

身を任せ この全て

朽ちていく 目を閉じて

ありがとう