灯火を運ぶのジャケット写真

歌詞

灯る

加藤煕章

青空の奥に 怪しい雲が見える

「あれは大人の都合だよ」と青年が呟く

始まりの川をこのまま漕いで行けば

人の数だけの深い森に入る

生まれた時 一人一つだけ灯りを

渡してくれるから消して失くすなよ

容姿や言葉の美しい衣

巧みな手先で作られし刃

高く積見上げられた無常に消えるモノ

満たされているかのような器

目まぐるしく吹き荒れる 人間の風

帆を畳め 柱折れぬように

静かな心に映し出す光

一人一つ 自ら消さない限り

灯る

灯る

木陰に紛れて 覗く瞳が見える

「あれは妬みだよ」と少女が小声で囁く

脇目も振らずに そのまま漕いでゆけば

渦巻く流れに引き込まれず行ける

比較や区別で閉ざされし心

不平と不満で深まる狭霧夜

過去を削り出し 散らばる悔い 惑い

染みつき脱ぎ捨てられない色

留まるほど押し寄せる 人間の波

止めるな手を 沈み溺れないように

息をするほどに燃え上がる光

一人一つ 自ら消さない限り

灯る

灯る

裏切り 病める時

傷つけ 問う今に

脈打つ胸は呼ぶ

鼓動 鼓動

死ぬまで息をする

痛みも滾る糧

鳴り止まないリズム

鼓動

目まぐるしく吹き荒れる 人間の風

帆を畳め 柱折れぬように

静かな心に映し出す光

今を照らし 闇夜を穿つ

留まるほど押し寄せる 人間の波

止めるな手を 沈み溺れないように

息をするほどに燃え上がる光

一人一つ 自ら消さない限り

灯る

自ら消さない限り

灯る

  • 作詞者

    加藤煕章

  • 作曲者

    加藤煕章

  • プロデューサー

    上北健

  • ボーカル

    加藤煕章

灯火を運ぶのジャケット写真

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New EP 『灯火を運ぶ』

北海道の小さな町、浜頓別町。

その小さな町にあるお寺で日々を送りながら、言葉と音で
「生きること」を掬い上げるお坊さんシンガーソングライター

加藤煕章。

祈りと生活から生まれた楽曲たちが
上北健と融合し、ひとつの灯火として結実した。

このタイトルは、誰かの中で消えかけた火を
自分の手でそっと守り、次へ渡していく...

それは祈りであり、記憶であり、「生きている」
という事実そのもののリレーでもある。

全4曲収録
1.灯る 2.ただ死んでないだけ 3.遺言 4.アスター

この作品は、聴く人の心に火をつけるのではなく、
すでにそこにある小さな灯火に、静かに気づかせる。

そしてきっと、その火はまた、誰かのもとへ運ばれていく。


Lyrics and Music : 加藤煕章

Sound Produce : 上北健

Album Art : 駒澤大学附属苫小牧高等学校 美術部コラボ
     作 : 大須賀 凛

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灯る

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