

蒸し暑い倉庫から僕は解かれて
昼下がりの道をゆっくりと歩いた
照りつける日差しは何処よりも高くて
流れ落ちる汗がそれを語っている
部屋には誰もいない
町まで出よう
そう決めた
東へ向かうバス通りに一人立って
いつ来るか分からないバスを待った
周りには日を遮る処も無くて
時は飽きもせずに僕をもてあそんでいる
まだバスは来ない
落とした視線に
飛び込んだ
焼けたアスファルトに
揺れるのは陽炎
人恋しく思える訳は
ただ夏のせいかな
一つの風と共に
現実に引き戻した
焦げた空気と影を落として
バスが止まった
夏の日
暑さのわりに思ったより人出は多くて
いつにも増して華やいでる
その人波を縫うように歩き回って
ビルの二階へ向かう階段を上ると
小さな喫茶店
冷えたテーブルにほほ寄せた
店を出て暗い階段を降りると
太陽はもう半分だけで
暑さも消えて人通りも寂しくなって
歩道橋の上からいつまでも見つめた
うつろな人模様
虚しさは揺らめく
夢のように
ちぎれた太陽から
あふれ出る光は
この無機質な町を残らず
紅く染め上げてゆく
紫色の風に
心ごと奪われて
その場所から動けなかった
遠い遠い
夏の日
焼けたアスファルトに
揺れるのは陽炎
人恋しく思える訳は
ただ夏のせいかな
一つの風と共に
現実に引き戻した
焦げた空気と影を落として
バスが止まった
夏の日
- Lyricist
enomoto euro
- Composer
enomoto euro
- Producer
enomoto euro
- Vocals
enomoto euro

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Summer day
enomoto euro
Artist Profile
enomoto euro
My name is Euro Enomoto, and I am working on my own music.
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