春なんて嫌いだのジャケット写真

歌詞

春なんて嫌いだ

mizu plus

「春なんてきらいだ

咲くだけ咲いて 散るだけだもん」

儚げに笑っていた

君はどんな大人になった?

鼻がムズつくから

そろそろ桜が咲くのかな

川沿いの土手の脇の並木道

よく散歩したっけ

「またね。」と手を振って

必死で笑顔作って

あれから何年経って

もう会えないと悟った

春なんて嫌いだ

誓えど叶わぬ 蜃気楼

果てないと思っていた

日々は曇天に散った

いつか笑えるかな

そんな期待を抱きながら

変わらぬままの綺麗な面影を

浮かべ 心揺らしていた

「また明日」って言って

大きく手を振って

1人で笑顔浮かべて

ただそれだけで良かった

春なんて嫌いだ

嫌でも脳裏 掠めるから

「あぁ、もうこれで終わりにしよう」

何度も誓い 破っている

「さよなら。」なんて言葉で

散って仕舞えば綺麗だ

でも、本音はきっと違くて

また会いたいと願ってしまった

願ってしまうんだ

春なんて嫌いだ

何故だか涙溢れるから

1人歩く帰り道

あの日がまた蘇る

春なんて大嫌いだ

いつまでも咲き続けるから

気付いたらまた一つ

胸の奥に咲いていた

儚くも綺麗な花が

  • 作詞

    飯田正樹

  • 作曲

    飯田正樹

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アーティスト情報

  • mizu plus

    mizu plusは、何歳になっても少年のように笑う飯田正樹と、飄々としながらも、知的な面も併せ持つ渡辺貴志による2人組バンド。 飯田正樹は、キャッチーなメロディーを生み出すことに長けた心優しきシンガーソングライターである。 かつて不登校だった彼は、世の中で上手く生きていけない人びとに寄り添うかのように、切実な歌詞と多彩なメロディーを紡ぎ出していく。 渡辺貴志は、繊細で丁寧な指さばきが身上のギタリストであり、さまざまな音楽機材を自由自在に使いこなす。 早稲田大学を卒業している彼は、高い知性と規律でmizu plusの音楽を裏から支えている。 2人の相異なる個性によって形作られる楽曲たちには深い味わいがあり、バリエーション豊かで、聴く者の心に優しく沁みわたっていく。 ちなみにmizu plusというバンド名は、有名恋愛ゲーム『ラブプラス』から着想を得たものであるが、そのゲーム内容とバンドの曲風に関係は全くない。 メンバー2人がそのゲームを好きなわけでもない。

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