

気づけば長い道を歩いていた。
舗装もされていない、誰も選ばないような道だ。
靴は汚れたまま、それでも歩みだけは止めない。
正解のない人生を、自分で決めてきた。
夜は長く、影ばかりが伸びた。
胸の奥だけがかすかに熱を残していた。
押されても、踏まれても折れない。
しぶとさだけが、ここまで連れてきた事実だ。
噛みしめた悔しさは、逃げずに積み上げた証拠だ。
涙は流すためじゃなく、燃料にするために残してきた。
戻れない道ほど価値がある。
ようやくそう思えるようになった。
流れのまま進む。
濁った日々も、全部抱えたまま進む。
立ち止まっても、また歩き出す。
俺の流転は、誰にも止められない。
流れのまま迷いを越える。
この景色は、俺にしか描けない。
崩れそうでも、まだ生きている。
この流れだけは、今日も続いている。
生きることは旅だ。終点なんてどこにもない。
足跡が消えても、意志だけは消えなかった。
雨の日でも歩幅は変えず、
立っているだけで十分だと、自分に言い聞かせてきた。
欲望に流されるだけの日々は捨てた。
本当に掴みたいものだけを胸に残した。
倒された回数より、立ち上がった回数で俺はできている。
それだけで十分だ。
飲み込んだ痛みは重かった。
だが、その重さが俺を強くした。
不安も恐れも、全部燃料になった。
流れが荒れようと、溺れない。
もがいた先の景色を、俺はまだ見ていない。
流れのまま進む。
昨日の影は、今日には薄くなる。
泣きたくなる夜もあった。
それでも光は、必ず差してくる。
流れのまま越える。
変わり続ける世界を越える。
止まらない気持ちがここにある。
俺の流れは、まだ止まらない。
夕暮れの風が、
握りしめていた執着をほどいていく。
手放さないと見えない道があると、ようやく分かった。
流れは敵じゃない。
最初からずっと味方だった。
流れのまま進む。
不安も全部、声で飲み込む。
折れずに来た足跡が、明日の地図になる。
流れのまま前を見る。
どこへ続いても恐れはない。
揺れながらでも立ち続ける。
俺の流れは、まだ終わらない。
- 作詞者
水乃余韻
- 作曲者
水乃余韻
- プロデューサー
水乃余韻
- ボーカル
水乃余韻
- ラップ
水乃余韻
- プログラミング
水乃余韻

水乃余韻 の“流転”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード



