

また夏が来る
たくさんの生命が
羽震わせる時を待っている
あの場所で
六月 青時雨
杜に零れ落ちる雫が
桃色の名残 洗い流す
七月
燦々と陽射し大地を照らし
世界が眩しさに触れる頃
蝉は目覚める
記憶を刻む木立の胸 躰預けて
暗闇の中 紡いだその詩を
空に響かせていく
今 夏の日の始まりがきこえる
迸る蝉ノ聲
街中の凡ゆるノイズすり抜けて
聲の宛先は名も知らぬ幻
ここへおいでと誘う 夕闇が迫るまで
ひとつ ふたつ またひとつ
夜空に打ち上がる閃光
瞬いては消えゆく花火のように
産声上げたその瞬間 刹那を纏い
灰になるまで振り絞る
そんな姿に魅せられている
たった一夏の儚いその時間
一縷の願いを込め
嵐の夜 雷鳴さえも耐え忍ぶ
生きるもの全て抗えぬ理
寄せては返す波のように 未来へと繋いでく
また陽が昇る
沢山の生命の重なり合う音色が
この空を彩る調べになる
やがて疾風が吹き 季節ごと連れ去っても
掠れてしまわぬよう この耳で焼き付ける
そこに彼らが生きた証を
- Lyricist
1991
- Composer
1991
- Producer
1991
- Piano
1991
- Programming
1991
- Other Instruments
1991

Listen to Semi no Koe by 1991
Streaming / Download
- ⚫︎
Semi no Koe
1991
Artist Profile
1991
1991の他のリリース
