

水槽のなかでひとつ
腐り切った水のなかで
或る飢えた蛸がその身を
喰らい千切りまだ生き続けていた
暗く狭い世界のなかで
限られた営み その果てに
朽ちて落ちる我が身を喰らってでも
命を燃やす意思 決意を持てるか
声も言葉もまるで届かない地の底でも
やがて迎える未来を掴み取れ
命が果てる日まで
水槽のなかで蛸は生きている
喰らう身体が尽きても
水槽のなかが例え伽藍堂でも
確かにそこに
誰しもが忘れても
記憶から抜け落ちても
世界中皆が唾を吐いても
揺らぐことのない夢を持てるのか
光も色彩もまるで届かない地の底でも
やがて迎える未来を掴み取れ
命が果てる日まで
ふとした弱気のなかで
恐怖に苛まれて
それでもあの蛸ならば
泥臭く意思を見せるだろうか
誰もがその在り方を
美しく思うことがなくても
不確かなことだけど
己の未来を掴み取るその日までは
限られたこの身を燃やしてゆく
- 作詞者
YAMARYOOO
- 作曲者
YAMARYOOO
- プロデューサー
YAMARYOOO
- レコーディングエンジニア
YAMARYOOO
- ミキシングエンジニア
YAMARYOOO
- マスタリングエンジニア
YAMARYOOO
- グラフィックデザイン
YAMARYOOO
- ギター
YAMARYOOO
- ボーカル
YAMARYOOO
- バックグラウンドボーカル
YAMARYOOO
- ソングライター
YAMARYOOO
- プログラミング
YAMARYOOO

YAMARYOOO の“死なない蛸”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
ほころび; 汚濁
YAMARYOOO
- 2
九龍城
YAMARYOOO
- 3
アタラクシア
YAMARYOOO
- 4
摩擦熱
YAMARYOOO
- ⚫︎
死なない蛸
YAMARYOOO
- 6
ヒヒイロカネ
YAMARYOOO
- 7
おぼろ: 1997
YAMARYOOO
- 8
万華鏡
YAMARYOOO
ニヒリズムを超えた先、実存的な生を求めて。今この瞬間、無情に流れゆく時のなかで、自身の在り方を模索する。内省的でありながらも外向性に視点を向けたその哲学を以て、ひとつの到達点ともいえる曲目が並ぶ。一見すると個人的な視点の数々ではあるが、それは凡才の視点――つまり、ひとりの人間として共感に値する普遍的な価値観を孕んだ8曲であるといえる。
アーティスト情報
YAMARYOOO
様々なジャンルを吸収し、新たに見えた感情風景(Emoscape)を描く。情報が氾濫する現代において、日本人の得意とする「折衷」を体現したシンクレティズムロック。
YAMARYOOOの他のリリース

