Lyric

それは昔　料理を愛する料理人がいた

美味しい料理と　それを頬張る人の笑顔

それこそが貴方の生き甲斐だった

だけど

見つけてもらえなかった　食べてもらえなかった

罪と罰に塗れたこの世界の隅で

今貴方の料理は 「うれている」

私　パニッシュ・クック

罰を嗜む貴方に

あの世まで　束の間のモラトリアム

最後に望んだ欲を　前に

貪って　味わって　悔やんで

さあ召し上がれ

<演奏>

罪な貴方にも　最高の味を

そう、過度なフードロスは　程々に

また聞こえる　反発とエレジー

負い目ひと匙　甘味レクイエム

愛情が　ぐるぐるり

私　パニッシュ・クック

罰を嗜む貴方に

あの世まで束の間のモラトリアム

最後に望んだ欲を前に

貪って　味わって　悔やんで

さあ召し上がれ

<演奏>

憧れと現実のズレ　煮え切らないことが増え

賞味期限まで　差し迫まるカウントダウン

焦げこびり付く程の劣等感　自ら踊るのは抵当か？

他人の芸術は喉を通らなくなってしまった

潔白の愛はもうナイナイ　贅沢を見失った傀儡

冷凍庫の中隠したまま　固まった感情は何だ？

ずっとずっとずっと足りない

もっともっともっと言いたい

認めて　讃えて　満たして　愛して！

<演奏>

出来上がったものが　完成品とは限らない

本質とは　単なる一つの考え方であり

その先にあるものを　貴方はずっと求めていた

これで最後　もう二度と戻れません

創作とはそういうものだから

私　パニッシュ・クック

罰を嗜む貴方に

あの世まで束の間のモラトリアム

最後に望んだ欲を前に

貪って　味わって　悔やんで

さあ召し上がれ

<エンディング>