INDWATのジャケット写真

歌詞

or

indwat

感嘆は 言葉に乗って 音声になって空へ向った

簡単だ 日差しに乗って 雨になって土に戻った

満たされた身体を持って 満たされぬ思いを持って

簡単な 言葉に乗って 何を願った空に

えらそに見下した目 次に何かの不安感ず前

あるいは全てを拒絶することが安定を保つ知恵と考え

ますます冴える浮ついた目 次の何かの期待は当たり前

あるいは全て測量 シラケきったフリを隠す知恵

眼前に広がる満点の星 素晴らしいと知識音声に乗っけて

ありふれた夜空の下 でさえアリフレタ苦悩に浸れ

眼前に広がる満月の目 そこに何かの生き物を見出して

ありふれた対象の奥 ですら縋ろうとしてた

同じ円の下に生まれそして 重の枝紡ぐ河で選びあがいた

同じ円の下に生まれそして 見えぬもの見ようとして見えなかった

満たされたいだけでいて 魚はただ不安がらないだけで

幾つもいつもそこで待っていて 全ては紙一重選択肢の下の話

壁に描いたものに素直に従って

無意識に流れる河のようで 意識的に流した枝のようで

同じ円の下に生まれそして 幾重の技ぐ河で進びあがいた

同じ円の下に生まれそして 見えぬもの見ようとして見えなかった

満たされたいだけでいて 魚はただ不安がらないだけで

感嘆は言葉に乗って 音声になって空へ向った

簡単だ 日差しに乗って…

  • 作詞者

    indwat

  • 作曲者

    indwat

  • プロデューサー

    3rd World Records.

  • レコーディングエンジニア

    Yoshimasa Hayashi(GATE WAY Studio)

  • ミキシングエンジニア

    Yoshimasa Hayashi(GATE WAY Studio)

  • マスタリングエンジニア

    NOSSY

  • グラフィックデザイン

    Takehiko Ozawa

  • ギター

    Naopit

  • ベースギター

    Tadanori Souma

  • ドラム

    Atsuro Kikuchi

  • ボーカル

    Sadanobu Shukutani

INDWATのジャケット写真

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2000年初頭の空気感を、自分勝手に解釈しながら、スタジオに入り、ライブをして、またスタジオに入る。ガイーンッと鳴るギター、ドドゥーンッと響くベース、スパパパンと切り込むドラム、そして、ボエーッ!と金星の言葉を受信して歌うボーカルが重なり、曲ができていく。僕でもない、君でもない、“誰か”の目線で描く。だから解釈は聴く人に委ねる「なんとなく」の空気感。日常の、ごく当たり前を、“独特”というスパイスで不可解にし、さも詩的に、哲学的に、それっぽく、高らかに歌い上げる。合い言葉はデッドに! リバーブは80年代に捨ててこい。憧れと逆張り、ジレンマと葛藤のせめぎ合いが詰まった、ファーストアルバム『INDWAT』。2008年、映画『ヘイジャパ!』(監督:村松亮太郎/出演:神田沙也加)主題歌「2999」および挿入歌いろいろ収録。

アーティスト情報

  • indwat

    これからは、グランジだ! ミクスチャーだ! USコアだ! オルタナだ! 革パンを短パンに履き替えて、下北の古着屋でネルシャツを漁る。無骨なギターと歪んだベース、スネアのリバーブはもちろんオフで! とりあえず、デッドに、デッドに流れた90年代後半〜2000年の頃。そんな時代と空気の中で僕らは出会った。上京と再会、友達の友達、脱退と新たな出会いの中で、なんとなくスタジオに入って、ジャムって曲ができて、ライブをする。高円寺GEAR、新宿ANTIKNOCK、渋谷CYCLONE。ライブハウスを回り、デモテープを作った。「“なんとなく”こそ全て」と謳歌し、酔いしれた、当時の僕ら。indwatとは、そんなノー・フューチャー風に流された若者たちの記録。

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Hooky Records

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