

カフェの角っこ 二人がけの椅子
君はストローを 唇で弄ぶ
窓の外には 知らない人の顔
この瞬間だけ 時間が澱んでいた
シャッターを切れば 良かったのに
手が動かなかった 理由がある
撮り損ねた 君の横顔
目を閉じるたびに くっきり浮かぶ
フィルムに焼き付かないものだけが
ずっとここに残っている
電車の中で 君は眠っていた
肩にかかった 髪が揺れるたびに
起こすべきかと 考えているうちに
乗り換えの駅を 過ぎてしまった
あの汽車の中の 空気の重さ
今でもわかる 手のひらの裏
触らなかった 君の肩幅
距離を測るように 覚えている
データに残らないものだけが
こんなにも鮮やかだ
君の笑い方を
誰かに説明できない
言葉にした途端に
違うものになってしまうから
呼び止めれば良かった あの階段
背中が遠くなるのを 見ていた
動き出せなかった あの一票が
今も胸のどこかに引っかかる
名前も呼ばなかった あの昼下がり
それだけでいいと 思っていた
現像できないままの 記憶が
一番真実に 近い
- 作詞者
Tokyo Groove Station
- 作曲者
Tokyo Groove Station
- プロデューサー
Tokyo Groove Station
- ボーカル
Tokyo Groove Station

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ストリーミング / ダウンロード
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Tokyo Groove Station



