

Lyric
Lettuce no sugatani
very minus, Xoma18
(しかし青年は人魚を口にしなかった
村の人間が祝宴を上げる中ひとり
気まずそうにして座っていた
刺身になった人魚は言った
ぼくを食べて
しかし青年は人魚を口にしなかった
そうして人魚は三角コーナーに落ち
いつしか眠りについていた
次に人魚が目を覚ました時
青年は死んでいた
それが人魚の心に火をつけた
魔女よ、この声と引き換えに時を巻き戻せ!)
あたしが神様だったころ
クレヨンで世界を作れた
あたしが神様だったころ
未来も過去も手にとれた
あたしが神様だったなら
りんごくらい食べさせてあげた
時は経ち神性は消え
残るは肉の躰のみ
ダリヤの花が睨んでいる
交差点の奥 山中さん家
庭に粗雑に埋められた花が
好き放題伸びている
バニラアイスの棒のした
可愛いあの子が埋まっている
いつかダリヤの芽が生えて
あの子は真っ赤に熟してる
だんだん伸びる
だんだん伸びる
線香花火の丸い粒
アリの背中に押しつけて
ぬるり風吹く畳の上で
こわいこわい夏が来る
あの子のあたまが爆ぜた
可愛いあの子に蛆が沸く
きみどりの内臓こぼして黙る
きみはレタスのすがたに
ダリヤの花が睨んでいる
交差点の奥 山中さん家
ぽってりぽたぽたぽってりと
道端に猫が落ちている
ダリヤの花がこわいのだ
肉塊のようなダリヤが
ぎょろりとした目が
まっすぐな睫毛がこわいのだ
あたしが神様だったころ
クレヨンで世界を作れた
あたしが神様だったころ
未来も過去も手にとれた
あたしが神様だったなら
地球は丸くしなかった
時は経ち神性は消え
残るは肉の躰のみ
だんだん伸びる
だんだん伸びる
- Lyricist
very minus
- Composer
Xoma18
- Producer
Xoma18
- Vocals
very minus

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Lettuce no sugatani
very minus, Xoma18
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Lettuce no sugatani
very minus, Xoma18