Lyric

透明なグラスに青い水を注いで

足組みする魔女が液体越しに笑う

黒くなるまで焼かれたヤモリとクモとサソリを

今夜の酒のあてにして儀式の贄を見る

貼り付けられた僕の手足

舌なめずりの音が

響き渡った薄暗い部屋

蝋燭の火が揺れた

鋭い痛みで目を覚まし

息を荒げた魔女が

なんとも醜悪な表情の

隙間から覗く

気まぐれな猫様

ほら大きな夜目をきかせて

こっちを見てるよ

しっぽ立たせたまま

もう儀式の途中でも抜け出そうよ

透明なグラスに青い水を注いで

足組みする魔女が液体越しに笑う

黒くなるまで焼かれたヤモリとクモとサソリを

今夜の酒のあてにして儀式の贄を見る

どれくらい時が経っただろう

相変わらず醜い魔女

仮面をつけた客のわずかな

隙間から覗く

気まぐれな猫様

ほら大きな夜目をきかせて

こっちを見てるよ

しっぽ立たせたまま

もう儀式の途中でも抜け出そうよ

いたずらな猫様

戸惑う僕を見てさぞ楽しそうだよね

一瞬の隙をついて

この儀式の途中でも抜け出そうよ