香水のセピアのジャケット写真

香水のセピア

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トラックリスト

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「香水のセピア」は、ほとんど空になった香水瓶の最後のひと吹きを通して、鮮やかに蘇る夏の記憶を使い切って手放す午後を描いたミディアムテンポのシティポップ。
夏の午後の部屋、棚の奥の暗がり、ほとんど空の小さな硝子瓶、夜ごと手首の内側に落とした香り、そして宙へ放たれて薄れていく残り香――しまわれていた装いの記憶が、戻るためではなく見送るための一吹きを静かに浮かび上がらせる。

架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、「君の匂い」と呼ばれた香りを誰かのためでなく自分のために選んでいたと確かめながら、最後のひと吹きを肌に残さず手放す大人の感情。

70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の夏、鏡台の香水、部屋の空気、褪せていく記憶を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。

最後のひと吹きを肌ではなく宙へ向けて押し、霧になって部屋いっぱいに広がる夏を、ただ薄れていくまま見送る。言いかけた名を喉で止め、空になった瓶を棚へ戻す――そんな、回想を使い切って自分の手で手放す余韻を描いた楽曲。

Produced by nanayon music.

アーティスト情報

nanayon music