歌詞

あの日残響辿る僕らの声は街並みに落ちて

長い鉄の隘路で靡くネオンライト滲みゆく

返す汀に息をついて望んだものは夜に還した

枯れてしまうその前にこの手で水底へ沈めて

曖昧なままの永遠を見届けて

瞬きに絡み付いた姿を美しいと感じたの

ああ

いつか思い返すだろう

あの日物憂げに咲く誘火を見た境界の上で

付かず離れずのまま役目は無いのだと渦巻いて

鏡の先の遠い世界求めたものに思いを馳せて

ありのままを知りたいとこの手でもう一度掬って

大切だった細糸を織り直す

その指に絡み付いた言葉を懐かしいと感じたの

塞いだものへ自由を与えよう

紡いだ音は思い出の面影を描いたまま映し出した

これから向き合いたいと言うなら

ああ

綴り直す物語